2023-08-12 Sat
Country Blues Heavenが6年ぶりに開催されました。知る人ぞ知るディープなブルース・バー、江古田倶楽部が主催し2009年に初めて開催。以後不定期ながら2017年まで5回を数えています。江古田のBuddyが会場となっていましたが、2017年は豊橋に遠征しています。
江古田倶楽部でライヴをやってきたミュージシャンたちが集まり、その名の通りカントリー・ブルース展開するイベントです。渋いと言えば渋い。いや激渋です。近年は江古田倶楽部のマスター、出原義史さんが体調を崩して入退院を繰り返していました。更に2020年以降コロナ禍に突入したことにより、Country Blues Heavenはおろか、お店もまともに営業はできない状況が続きました。そして2021年8月6日に出原さんが亡くなり、40年以上に渡る江古田倶楽部の歴史に幕が下ろされたのでした。
そんな状況でしたが、Country Blues Heavenは会場を横浜に移し、なんと6年ぶりに復活しました。出演者のひとりだったなにわのてつ(藤縄てつや)さんが数ヶ月前に「やろう」と言い出したのがきっかけだったそうです。出演したのはそのてつさんを含め、過去のCountry Blues Heavenでお馴染みの7名。
土曜日の16時、シンガーソングライターの垂水秀人さんのMCに続いて登場したのはROIKIさん。トークで笑いを取りつつも、のっけから相当ドロドロと濃いやつ来ました!お客さんも結構入っていて、弾き語りのライヴなのに熱気を感じます。まあ、猛暑のせいかもしれませんが、季節と雰囲気は合っていますね。
ROIKI
続く菅原広巳さんは同じ弾き語りでもフォーキーで牧歌的な好対照なサウンド。出演者それぞれが個性を発揮したステージを見せてくれるので、飽きることがないです。ベア・ホーク・ウルフさんはタップダンスに加え、選曲もジャズ寄りなものを織り込み多彩でした。豊橋からやってきた銀次郎さんは豊橋での開催は主導的な役割を果たしたそうですが、関東でのBlues Heavenは初出演とのこと。レゾネーター・ギターでロバート・ジョンソンなどのブルースをプレイしました。
菅原広巳
銀次郎
ベア・ホーク・ウルフ
なにわのてつ
W.C.カラス
そして、彼のあとに出てトリを務めたのはコージー大内さん。めちゃくちゃカッコいいけど笑っちゃう。あのノリは彼しか出せない世界ですね。なにわのてつさんもウォッシュボードなどで共演し、盛り立てます。そうそう、コージーさんは今新作を作っているとのことで、新ネタも織り込んでいました。楽しみですね。
コージー大内
そして最後は出演者全員戻ってきてコージーさんのMojo Workin’の替え歌からSweet Home Chicagoへ。賑やかにフィナーレとなりました。終演後時計を見たらなんと21時を回っていました。5時間に渡るイベント。楽しかったですねー。当初心配されたチケットの売れ行きも最終的には、ほぼソールドアウトに近い状態だったそうで、期待していた人は多かったんでしょうね。江古田から離れた会場ではありましたが、江古田倶楽部常連さんだった人も多く来場していました。
フィナーレも盛り上がりました
てつさんの思いつきから始まったそうですが、来年以降もまたやってほしいですね。
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Country Blues Heaven in Yokohama 2023
横浜Thumbs Up
2023年7月22日(土)15:30開場 16:00開演
出演者:W.C.カラス / ROIKI / なにわのてつ / コージー大内 / 銀次郎 / ベア・ホーク・ウルフ / 菅原広巳
前売:3,500円 当日:4,000円
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