2023-05-10 Wed
ヒューイ・"ピアノ"・スミス伝の日本語版出版から約半年が経ちました。とにかく読んでもらいたいとの思いが先行して出版に突っ走りましたが、これまで当初の予想以上の反響をいただいております。
買っていただいた方、口コミをして頂いた方、メディアで取り上げていただいた方、Tシャツ/グッズを作って盛り上げてくれた方、本当にありがとうございます。図書館にも少しずつ入れていただいており、僕が把握している範囲で現在全国の公立、大学図書館28か所に入っています。(情報源:カーリルローカル、CiNii Booksならびに各図書館サイト)
昨日出版社のDU BOOKSから販売数のレポートをもらいました。今のところ販売は好調で、初版分の出版社在庫はほぼなくなりそうな状況です。もちろん今後流通から返品があるでしょうから、本当になくなるまでには暫くかかりそうですが、その状況によっては、増刷もあるかも知れません。そんなのあり得ないと思っていましたが、そうとも言えなくなってきました。
出版社を探す中、「興味深いがこれは売れない」と言われ続けてきました。行き着いたのは超小規模な出版でしたので、初版在庫が底を尽きかけている程度で胸を張って「売れた!」と言えるのかはわかりませんが、僕も個人的に100冊以上手売りしましたし、買っていただいた人から感想も寄せていただいており、手ごたえを感じています。
この状況は今後同様の伝記本の翻訳出版を検討してもらう際、明るい材料となりうるのではと思います。海外では数多くの音楽関係の書籍が出ていますが、翻訳されているものはほんのひと握り。そういう埋もれた本の翻訳出版が今後進んでほしいです。
この本をきっかけにヒューイを知った、聴きなおしたという声もいただきました。嬉しいですねー。
彼は亡くなってしまいましたが、今後も彼の音楽を聴いてほしい。プレイしてほしい。そう願っております。彼の音楽は、大げさ抜きで生きる活力となる楽しいものです。
オプションで作成したHuey “Piano” Smith Databookもじわじわと売れていて、手持ちがなくなってしまったので先日3回目の増刷をしました。そちらも興味がありましたら、ぜひどうぞ。
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