2022-11-09 Wed
11月6日の日曜日は、福生ブルースフェスティバルを見に行ってきました。始まったのは2006年というさりげに息の長いフェスですが、ご多分に漏れず、新型コロナの影響で2020年、21年と中止となり今回は3年ぶりの開催となりました。
僕は前回2019年に初めて出かけ今回は2回目。会場が変わり装いも新たに復活したフェスでしたが、3年前と比べてパワーアップしていました。当日は気持ちのよい快晴で気温もこの季節にしては結構暖かく、願ってもないフェス日和。そのためか、明らかに3年前よりお客さんの出足がよく、いい具合にいっぱいになっていました。
このフェスを企画・運営しているのはドラマーのチッコソウマさんと、TOKYO BLUESの地ビールで知られる石川酒造。今回の会場は地元福生のハムメーカー、大多摩ハムの駐車場だったのですが、聞くところによると、石川酒造が大多摩ハムを傘下に収めたそうで、それで会場がここになったようです。会場のすぐ隣にはハム工場があり、そこでは石川酒造のお酒もストックしているので、フェス会場ではおいしい日本酒、生ビール、そしてハムやホットドッグが売られていました。これはフェス環境としては完璧。しかも、途中売切れても、すぐに補充されるのです。
僕は前回2019年に初めて出かけ今回は2回目。会場が変わり装いも新たに復活したフェスでしたが、3年前と比べてパワーアップしていました。当日は気持ちのよい快晴で気温もこの季節にしては結構暖かく、願ってもないフェス日和。そのためか、明らかに3年前よりお客さんの出足がよく、いい具合にいっぱいになっていました。
このフェスを企画・運営しているのはドラマーのチッコソウマさんと、TOKYO BLUESの地ビールで知られる石川酒造。今回の会場は地元福生のハムメーカー、大多摩ハムの駐車場だったのですが、聞くところによると、石川酒造が大多摩ハムを傘下に収めたそうで、それで会場がここになったようです。会場のすぐ隣にはハム工場があり、そこでは石川酒造のお酒もストックしているので、フェス会場ではおいしい日本酒、生ビール、そしてハムやホットドッグが売られていました。これはフェス環境としては完璧。しかも、途中売切れても、すぐに補充されるのです。
出演は10:30から17時までの6時間あまりで計9組。前回に続き車いすに乗ったヴォーカリスト、ショットガン・ビリー率いるThe Sound Checkersが力強くトップを飾り、その後も多彩なラインアップで楽しませてくれました。関西からやってきたNacomiさんのBlues Templeはちょっとメンバーが変わっていたけど、Nacomiさんのオリジナルも織り交ぜながら変わらぬご機嫌なサウンドを聴かせました。Nacomiさんが「飛び道具」と称するギターのピエール落合(御年71歳)も強烈なキャラを押し出し元気元気!
さりげなく近藤房之介がバックに加わる形で王道のシカゴ・ブルースをかましたLittle Waters(リトル・ウォルターとマディ・ウォーターズしかやらないからこの名前なんだそう)もカッコよかったし、菊田俊介のBlues Companyも不動のメンバーで場数を相当踏んでおり安定感はピカいち。大久保初夏ちゃんのブルース・プロジェクトもノリノリでしたね。ロックっぽいテンションの高さを持ちつつも、変わらないブルース愛は素晴らしい。この日の出演者の中では若手ながら、貫禄すら感じました。初夏ちゃんは小学生の頃から見ているけど、ずいぶん立派になったなぁと親戚のおじいちゃんのような感想を持ってしまいましたw。
みんな楽しめたんですが、ベストを一つだけ挙げるとすれば、それは迷うことなくロブ・ストーン(harp, vo)・トリオでした。昨年リリースのロブのトリオ編成のアルバムがすごくよかったので、そのままのメンバー(加藤エレナ-p、江口弘史-wb)で出演となればそれは期待も高まるというもの。その期待感を軽く超えていく圧巻のパフォーマンスを見せてくれました。シンプルな編成ながら、スウィング感溢れるブルースを貴重にソウル・ナンバーも混ぜ込んだ選曲はツボにはまりました。サム・クックの”Nothing Can Change This Love”など、アルバムに入っていたものとは違う選曲も多く、聴きごたえは充分。ソロモン・バークの”Got To Get You Off My Mind”なんて本来はホーン・セクション入りの大所帯でやる曲ですが、最小の編成でもグルーヴはばっちりでしたよ。チャック・ベリーの"Too Much Monkey Business"ではLittle WatersのKotez (harp)も飛び入りし、賑やかに締めました。
終演後CDにサインをもらいに行きましたが、僕が「素晴らしいライブでした」と言ったらロブは「一緒にやっている二人が最高だからね。僕は脇役みたいなもんだよ」なんて言っていましたが、いやいやいや、3人揃ってこそのサウンドでしたし、ハーモニカのプレイも場を盛り上げる進行も、ロブのセンスは卓越したものを感じました。こんなご時世ですが、来日できてよかったです。
そしてラストは近藤房之助を中心としたオールスターでのジャム。オーティス・ラッシュのカバー(”Looking Back”)など、Little Watersではサポート役に徹した房之助が今度は前面に自分のカラーを出し、全体を仕切り盛大にフィナーレを迎えました。
そしてラストは近藤房之助を中心としたオールスターでのジャム。オーティス・ラッシュのカバー(”Looking Back”)など、Little Watersではサポート役に徹した房之助が今度は前面に自分のカラーを出し、全体を仕切り盛大にフィナーレを迎えました。
近藤”蘊蓄斎”房之助 SUPER SESSION
関係者の皆さん、出演者の皆さんお疲れ様でした。
子供たちに車椅子を送るチャリティーというフェスの趣旨も大きな拍手を贈りたいです。
今後も盛大に続きますように。
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第15回 福生ブルースフェスティバル
2022年11月6日(日)10:30-17:00 (Open 10:00)
福生大多摩ハム駐車場
前売 3,000円 当日 3,500円
主催 合同会社ドラパラ、協力 石川酒造、WE LOVE FUSSA
公式サイト http://fussa-bf.jugem.jp/
問い合わせ 福生ブルースフェスティバル実行委員会 TEL.070-6574-7755
◆出演者とタイムテーブル
10:35-11:00 The Sound Checkers
ショットガン・ビリー(vo), 林 左知恵(key,vo), 石川 太郎(hca), 後藤 輝夫(ts), 表 雅之(as), 大西 真(b), Winter Spencer(per), Marty Bracey(ds)
11:00-11:40 こばや from 名古屋
チャビー(vo, g), ミゲル(g), 大西 真(b), Winter Spencer(per), チッコ ソウマ(ds)
11:40-12:10 Nacomi & The Blues Temple from 大阪
Nacomi(g, vo), ピエール 落合(g, vo), Natsuko Miura(hca), 川辺 ペッペい(b), 中山 幸也(ds)
12:10-12:50 ALRIGHT w/うえむらかおる (vo)
マリオ 中島(g, vo), 江口 弘史(b), チッコ ソウマ(ds), 後藤 輝夫(ts), 表 雅之(as), Winter Spencer(per)
12:50-13:40 Shoka Okubo Blues Project
大久保 初夏(g, vo), 芹田 珠奈(b, cho), 其原 誠元(ds, cho)
13:40-14:30 Little Waters w/近藤”蘊蓄斎”房之助 (g)
KOTEZ(vo, hca), 小安田 憲司(g, vo), 江口 弘史(wb), チッコ ソウマ(ds)
14:30-15:20 Blues Company
菊田 俊介(g, vo), Lee Kanehira(key), 片野 篤(b), Marty Bracey(ds)
15:20-16:20 Rob Stone Trio
ロブ・ストーン(hca, vo), 加藤 エレナ(key), 江口 弘史(wb)
16:20-16:50 近藤”蘊蓄斎”房之助 SUPER SESSION
近藤 房之助(g, vo), 小安田 憲司(g), 大西 真(b), Marty Bracey(ds), 後藤 輝夫(ts), 表 雅之(as), Winter Spencer(per) 他
◆2019年のフェス・レポート
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