チャールズ清水@試聴室その3
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3月15日(水)、ちょっと都内から遠征して横浜・日ノ出町まで、チャールズ清水さんのソロ・ライブを見に出かけました。

チャールズさんは暫く音楽活動はあまりされていなかったそうですが、つい先日、1978年のライヴLP「Minor Blues」がボーナス・ディスク付で初CD化され、それにあわせて今回地元のバーでギグが企画されたのです。

会場の試聴室その3は初めて行くところでしたが、思ったより広々としたお店で、バーというよりはちょっとしたダイナーのような雰囲気も漂う空間。お客さんはたくさん来ていましたが、ゆったり見ることができました。

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ちょっと出遅れ、お店に着いたときにはもう演奏が始まっていました。チャールズさんはひとりアップライトに向かい弾き語りをしています。いい雰囲気。過去にチャールズさんを見たことが3回ほどあるのですが、前回は20年以上前です。主役としてのライヴを見るのは初めてでした。

前半は日本語のオリジナルが中心で、「Minor Blues」収録曲から、温めていた新曲まで色々とやってくれました。ブルース・フィーリング溢れるピアノを弾きつつ、歌や語りはユーモアにあふれ、シンガーソングライター的なおもむきも感じました。ちょっとランディ・ニューマンぽいかも。個人的には結構ツボです。

この日は完全にソロで通すのかと思いきや、休憩を挟んだ2部では冒頭から藤井康一さん(sax, vo, harmonica)が入り、デュオでフル・セットをやりました。ドクター・ジョンの"Such A Night"から始まり、スマイリー・ルイズの"I Hear You Knockin’"やトム・ウェイツの"Ol’ 55"などカバーも多く飛び出し、盛り上がりました。藤井さんもヴォーカルを取り、やった曲は十八番の"On the Sunny Side of the Street”。これも嬉しかったですね。

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そしてTボーン・ウォーカーの"I’m Still In Love With You"をしっとりと歌い、"Somewhere Over The Rainbow"へ続け、余韻を残して終演となりました。

終演後、先日出たチャールズさんのファーストのCDも買うことができました。サインもいただきました。
今、このCD、個人的にヘヴィ・ローテーションです。すごくいい。ブルース・ピアニストという枠では語れない、独自のカラーがあって引き込まれます。

4月2日には、高円寺のジロキチでもレコ発ライヴが予定されています。こちらは、バンド・スタイルなのでまた違った展開が期待できそうです。メンバーはBLUE HEAVEN時代のバンド・メイトの吾妻光良(gt.)と永井"ホトケ"隆(vo.)、「Minor Blues」にも参加したウェストロード・ブルース・バンドでもお馴染みの松本照夫(ds.)、Sooo Baad Revueの永本忠(b.)という旧知のメンツが揃います。

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Charles Shimizu presents…Minor Blues & Major Dues 発売記念ライブ
2023年4月2日(日)Open 18:30 Start 19:30
高円寺JIROKICHI
予約(♪3500)当日(♪4000)
チャールズ清水pf,vo 吾妻光良vo.g 永本忠b 松本照夫dr 永井ホトケ隆vo
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チャールズさんは今スタジオ・アルバムも制作中だそうで、そちらも期待したいです。


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ブルース | 22:32:21 | コメント(0)